人はいさ心も知らずの精神

女オタクの長いひとりごとです

身勝手な愚痴を言う権利の話

最初の長いひとりごとをこれにするのはちょっと迷ったのですけど、モヤモヤしたので喋ろうと思います。

 

今日ツイッターのRTで回ってきた記事。

anond.hatelabo.jp

これについて諸々思ったことがありまして。

 

まず上記の記事に対しての私の感想ですが、記事中の「ままならねぇ」そのものです。

なぜなら、私はこの人の気持ちが少し分かるので。

 

私も好きな作家さんのツイートなどずっと見ていたいと思いますけど、その割にフォローはしていないとかザラにあります。

感想も、匿名で送れる(WEB拍手とか…)のであればなるべく送るようにはしていますが、それも御本を買った時など限定的で、普段の活動にもコメントを送るなんてことはまずないです。

 

その方がジャンルを移られて、元のほうではすっかり活動がなくなれば、ずっと同じジャンル・同じCPで活動してほしかったな…と身勝手にも思います。

なんで描かなくなっちゃったの!?ととっても悲しく、憤りにも近い感情を抱くなどします。

 

でも、上記記事の中でもおっしゃってますけど、それを直接その方に言うことはないです。

だって、その方の自由な創作活動に順応できなかった自分が悪いのですから。

そう。自分が身勝手にも悲しんでるのが100%悪いと分かってるんです。分かってはいる。

でも、「なんで」と思わずにはいられない。

だからこそ「ままならない」。

 

…とまあ、メッチャわかる~~~~~~!!!!!と心の中で叫びつつ記事を読んでいました。

 

いや、本題はここからなんですけど。

 

この記事に対する反応、あまりにもこの人に「共感できない」とか「お前が悪い」とかに溢れていて、私としてはエ~~~~~~??????とならざるをえない。

 

だってこの人は「共感してほしい」とも言ってないし。

「自分が悪い」ってはっきり分かってるし。

実際に「Aさん」に凸して迷惑かけたわけでもなく、ただ「愚痴」を言っただけなんですよね。

 

それなのに、なんでみんな批評したがるのかと。

この記事って、そういう話じゃなくないですか?

そりゃあ、この記事を読んで抱く感想は自由ですけどね。気持ち悪いとか、可哀相とか。

 

でもこの人は「自分がおかしい」って分かってて書いてる。

これって結構重要な要素なんじゃないですかね?

恨み言のようだけど、誰か特定の人を攻撃してないんですよ、この記事。めちゃめちゃ匿名。

結構な配慮をして抽象度を上げてまでも誰かに聞いてほしい、どうにもならない話。つまりは「愚痴」。

 

愚痴って別に、誰かに何か言葉をかけてほしいんじゃないんですよね。

ただ聞いてほしい、言わずにはいられない、っていう感じ。

聞いて、「ああ、ままならないね」って、それで終わりにしてくれていいし、そもそもそういう反応しか出来ないようなことが愚痴のはずなんですよ。

 

そういう意味で、件の記事は本当に限りなく「愚痴」なので。

 

記事へのトラックバックやツイートにコメントしたツイ読んでるとちょいちょい論点が「?」なものがあって、純粋に不安になっちゃう……。

「感想は送るべきでしょ」とか「裏切られたなんて言う権利ない」とか、そういうのは記事書いた本人も分かってるし、言われる筋合いもないですし。

 

創作をどういうふうにやっていってもよいという権利が全ての同人作家にあるように、

読者側にも、公開された作品や作家に対してどういう気持ちを抱いてもよいという権利があるわけで。

 

あくまで「気持ちを抱く」までですけども。凸するとか、特定の人への誹謗中傷として公開するのはNG中のNGですよ? 当然ながら。

件の記事は、特定の人に迷惑をかけるものではない以上、読者の自由・権利の範疇だと思うのです。

 

なんかね~~~

普段から自由に創作する権利についてよく言っている人が、記事の人=読者の権利については一切考えてないんだろうな~っていうコメントをしていて、すごーくモヤってしまったのでした。

なんていうか……同人活動に対するマイナスな意見(どころか、今回の件はあくまで愚痴なんですけどね)ってこんなにも批判されんのか、と呆然となる部分もあり……。

 

自分の心の安寧や気持ちの整理のためにする愚痴くらい許される世の中であってもいいし、マイナスな感情を「抱く」ことを否定される筋合いなんかないってことが共通認識になってもいいんじゃないかと、考えていました。

 

いや、まあ、どんな感情を抱くのも自由なんで、「共感できない!」って言うのは全然普通の反応ですよ。

ただ、今回の「記事を書いた人」の「愚痴」に対して、「お前が全面的に悪いよ!」って言うことには吃驚するくらい意味がないし、愚痴を聞いてほしかった人への反応としては落第点だと思うので、人付き合いの際には気をつけろよな!!と叫びたくなったのでした。

 

今日の長いひとりごと、終わり。