人はいさ心も知らずの精神

女オタクの長いひとりごとです

同人誌の値段の話

世の中のオタクたちは、一般的にどれくらいの金額を同人誌購入につぎ込んでいるのだろう。
よく見かける話題として、「同人誌、●ページで●円は高いか」という書き手側の疑問に対して買い手側が「同人誌の値段なんか見ないで買う」と答えていたりする。
つまり、世の中の多くのオタクは同人誌購入にかけるお金を数えたり考えたりはしないということだろうか。

「欲しい同人誌はどれだけ高価でも構わない」という考え自体には、私も概ね賛成である。
しかし、その「欲しい同人誌」の幅というのは、人によって違うだろうとも思う。
例えば私などは、「作家買い」をするほうであるし、またいわゆる推しCPというものが定まっていないので、好きそうな絵柄・話だと判断すれば最推しなどに関わらず買ってしまう。
(ちなみに私は地方民のため、同人誌は通販購入のみである)
これで私がお金をたくさん持っていれば何も問題はないのだが、学生の身分ではかけられるお金は少ないのである。
すなわち、興味のあった同人誌のうち、実際に買えるものは6割程度といったところになってしまう。
こうなってくると、値段というものも無視はできないのだ。
予算が決まっているのだから、1冊の値段が安ければそのぶんたくさんの作品に触れられる。
費用対効果…と言うと聞こえは悪いが、同じ値段をかけるならば、なるべく満足度の高い同人誌(例えばページ数が多いとか…)を読みたいと思ってしまうのである。

「同人誌の値段は見ない」という人たちは、果たしてどれくらいの数の同人誌を一期間に買うのだろうか。
実は単純に冊数がさほど多くないからそういうことが出来るのではないかと疑いたくなってしまう。
そうでないとすれば、これまた単純に、「うらやましい」と思ってしまう。その潤沢な資金が、羨ましい。

私ももうすぐ学生ではなくなる。
社会人になって、同人誌の値段を見ずに全てを買えるようになりたいものである。

今日のひとりごと、終わり。